加藤久和です。
本日は、建築士が土地探しからお手伝いさせて頂くメリットについて、私なりにご説明させて頂きたいと思います。
例としまして、新潟市中央区の土地探しについて:
新潟市中央区は人気エリアとなっているため、30坪~70坪の大きさで条件が良い土地は高値であったり、広告やインターネット等に掲載される前に、水面下(すでにお客様が待っているなど)で売買が進んでいるケースが少なくありません。
そんな状況のなか、利便性の良いコンパクトな敷地(20坪~)などは、時折安価で購入可能な場合があります。
「でも、こんな小さな土地で家が建つの?」
「住みにくそう・・・・。」
「陽は当たるの?」
「どう考えても狭いでしょ・・・。」
・・・・・などなど。
↑当然気になる点です。
<そこで宅地建物取引士であり、建築士の出番です>
私どもでは、建築専門分野の視点を踏まえ、土地の可能性、全体予算を加味し、総合的なご提案をさせて頂いております。
例えば「子供室は6帖ほしい」などご要望を頂いた場合、なぜ6帖なのか?
「6帖の使い方は?」
「どんな生活をされているか?」
を考えていくと、意外とそんなに必要無いことがあります。
また家族みんなで過ごすリビングは、確かに広ければ広いほど良いですが、平面的な広さだけではなく、空間構成や窓の配置、動線計画により、面積以上の空間を得ることが可能です。
先日もご予算2200万円(全て込み)にて、中央区で土地をお探しのお客様とご協議、ご提案させて頂き、お手伝いをさせて頂く事となりました。(※私どもは、特定におすすめする自社物件はありませんし、建築条件物件もありません)
内訳
土地≒600万円(≒20坪の土地)
建物≒1,350万円(外構、空調含む ≒19坪のお住まい)
設計監理費用≒145万円
諸経費(不動産仲介手数料、登記費用、印紙代等)≒100万円
合計≒2,200万円です。
コンパクトですが、準防火地域に計画中のハイスペックなお住まいです。
私どもは、土地の情報はもちろんですが、土地の情報を得たときから、建築士としての目線からも土地を確認しています。
コンパクトな土地は、ハウスメーカーさんの建築士でも、もちろん設計可能だと思います。ただ、空間構成の仕方、材料の使い分け、省略、サイズダウン等を行った場合でも、どうしても社内のルールから外れてしまう場面が多くなり、せっかく無駄を省いたコンパクトなお住まいを計画したとしても、かえって高くなってしまう場合があるようです。
そこで、以下のお手伝いをさせて頂いております。
1 住まいや土地に関するご要望のヒアリング
2 全体資金計画の立て方。資金検討書作成
3 有力候補敷地に対する直接ヒアリング
4 建物のボリューム検討(面積・斜線制限、駐車場計画など)
5 プランのご提案
6 銀行ローン審査のための資料作成協力
上記をもとに、コンパクトな土地であってもご満足頂けるご提案をさせて頂きます。
もちろん広いに越したことはありませんが、ご希望のイメージをお聞きして、私ども建築士は優先順位を整理しながら、ご予算に合せたご提案をさせて頂きます!
是非、土地探しの段階から、私ども一級建築士と宅建士の両面からのご提案をさせて頂きたいと思います。
本日は営業トークっぽくなってしまいましたが、建築士が土地探しから携わる事のメリットは多くあると考えています。
今後も事例を含めて、建築士としてお手伝いさせて頂いて点をご説明して参りたいと思います。
(有)アーキベース一建築士事務所
新潟市の不動産土地情報・建築設計事務所
http://www.archi-base-f.com (不動産のページ)
https://www.archi-base.net (設計事務所のページ)