不動産産の物件調査について(水道引込調査について)

所長の加藤俊之介です。

本日は、土地の売買時の水道引込調査の重要性についてご説明させて頂きます。

物件調査における水道引込調査は、水道局にて給配水戸盤図(水道局内のPC等にて調査します)を確認調査して行います。

水道引込状況等のインフラ情報は、売買における重要事項説明書に記載する重要な事項です。

最近調査した物件では、給配水戸盤図において、当該地の引込を含め、前面道路配管20㎜(通常は50㎜がほとんどです)→4軒(13㎜の管でそれぞれに供給)給配水している状況であることが分かりました。

この場合、前面道路の給水管20㎜と細いため、新たに当該地に住まい等を建設した場合、場合によっては4軒のうちの配管末端お住まいに、「出水不良」となる可能性があり、最終的に当該地購入者にご迷惑がかかる恐れがありました。

そこで、今回は給水戸番図調査に加え、水道局担当者と面談し、細かい調査と万が一の対応について相談して参りました。。

結果を要約すると、

「出水不良」が起きる可能性がありますが、最終的には「前面道路給水管20㎜⇒給配水関係者の個々の使用状況」によるので、事前申入の段階では水道局として「出水不良」の改善工事の対応は不可との事でした。

万が一「出水不良の状況」になった場合、下記の「出水不良改良工事取扱要領※下記」に従った処置をとって手続きをして下さいとの事でした。

相談の中で残念だったのは、処置として、「関係書類を提出」⇒「現況調査実施」⇒「出水不良の状況が確認」されても、直ちに工事は実施して頂けず、時には5ヶ月月~6ヶ月後となる場合もあり、また更に当該年度予算がなくなった場合は次年度以降との事でした・・・・。

この度の土地の場合は、水圧が高い地域であることも想定されているため、必ず出水不良となる状況ではないことが分かりホットしましたが、今後も土地契約前の段階でには、きっちりと調査報告事項をお伝えする必要を痛感しております。

さて、先週末の休日はというと、ブルーベリー、ラズベリーの実の収穫と手作りジャムを作りました。

近年にない収穫量で、ラズベリジヤムは小瓶に3個、ブルベーリージャムは少々瓶に1個を作ることが出来ました。孫たちが喜んでくれそうです。

また、天気も良かったので、孫のサッカーの練習試合を見に行ったり、村杉温泉の共同浴場に入り、帰り際に水原の瓢湖の花菖蒲も鑑賞してまいりました。

今週末も、時間を見つけて孫のサッカーの応援に行こうと思っています。

記※

出水不良改良工事取扱要領(連合給水管による出水不良を解消するために、水道事業管理者が新たに配水管を布設する場合の基準及び手続について必要な事項を定めたもの)

(適用範囲の主たる事項)

連合配水管は、公道又は私道に布設されていること。   連合配水管から給水を受けている者全員が改良工事の施行に同意していること。

(工事の申込みの主たる事項)

給水関係者の中から代表者を選任し、書類(出水不良陳情書、水道管改良工事承諾書)を提出する。

(工事区分及び負担)

工事の施行に要する費用は、原則として水道局が負担する。 工事区分は取扱要領参照。

(有)アーキベース一建築士事務所

新潟市の不動産土地情報・建築設計事務所

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